蝶々

アメイジング・ジャーニー 神の小屋よりの蝶々のレビュー・感想・評価

3.0
完全な宗教映画。
原作はアメリカでベストセラーになった小説みたいだけど、クリスチャンや、身近にクリスチャンのいる人、環境的にキリスト教の教義が染み付いている人は、これを観て感動するのだろうか?

主人公と同じ目にあったら、多分私はゆるせない。
ファンタジーと割り切ってみたとしても厳しい……。

そもそも赦すって、どういう気持ちでいればいいんだろう?
自分を神と同じポジションと捉えてなければ難しくないか?
それこそ、家族でも他人でも"下々の者"とみなければそんなに大きな心ではいられないのでは……。

行き場のない怒りや憤り、後悔など、自分では手に負えない感情を手放す=赦す、なのはわかるけれども、そんなに人間ができてる人ってどのくらいいるんだろう?
敬虔なクリスチャンなら容易いことなのだろうか?

作品としてはキャストや映像、絵造り、音楽など良いのだけれど、やっぱりモヤッとした気持ちが消えないな……。
蝶々

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