このレビューはネタバレを含みます
音楽を通して育まれたフローレンスと、シンクレアの実話に基づく物語である。
フローレンスのためにみんなが忖度して、コンサートを盛り上げ、賛辞を贈る姿が滑稽で笑えたが、新聞から自分の歌声の本当の評価を知ってしまい、更に持病の梅毒で弱る姿が痛ましかった。
シンクレアは、フローレンスが梅毒のために別にキャスリーンというガールフレンドがいたが、フローレンス公認ということで、愛の形はその人たちそれぞれだよなと思わされた。
結局キャスリーンとはシンクレアは破局するが、フローレンスを愛する姿に変わりはないシンクレアが可哀想にも思えた。
今更ながら、メリル・ストリープの演技力はピカイチだし、ヒュー・グラントは1人芝居なんかやってて新たな一面を見れた気がする。
