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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男のJ1reviewのレビュー・感想・評価

3.4
ハリウッドにおける赤狩りで爪弾きにされた脚本家が名声を取り戻すまでの不屈の日々の話。

アメリカの同調主義的で形にこだわる性質が垣間見える作品。自由で多様性の国という印象が強いけど、少なくとも上流階級においては実はアメリカ人ほどコミュニティーとか政治的な運動内での立ち回りを気にしている人はいないのではないか、とここ数年思う。それも含めて面白い国で好きなのだけど。

家族を犠牲にしてまでやるべき仕事なのか、と思う場面もあったけど、前を向き続ける姿勢はかっこ良いし、単純に文を紡ぐ仕事って魅力的だなとも思った。ローマの休日にこんな背景があったとは。
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