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チリの闘いのkyanameのレビュー・感想・評価

チリの闘い(1978年製作の映画)
3.6
まずこれらの映像が記録され、消失しなかったことがすごい。

民主的に成立した社会主義政権という珍しい状況下で右派がストを起こし労働者が会社の自主管理を始める、というのは現代の日本人から見るとなんとも不思議で興味深い。労働者に重点を置いた内容(特に第三部)だけど、人民連合の得票率は5割に満たなかったわけで、富裕層や極右を除いても相当数いるであろう中間層にももっとスポットライトを当ててほしかった。中間層は「民衆」ではないのかな?

デモの音(の一部)がアンビエントな感じで音源ほしいなあとか思ってしまった。第一部・第二部のイントロの音とかも好き。
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