ワクセイ4号

暗殺のワクセイ4号のネタバレレビュー・内容・結末

暗殺(2015年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

きちんとエンタメしている韓国映画 洋の東西を問わず2、30年代の、大戦に挟まれてかがやく文化ビジュアルがほんとうに好きなのよぼかぁ

生き別れの双子の姉妹と成り代わり、殺し屋同士のロマンス、ひらひらと立ち回りのうまい蝶みたいなジェリシ、喋れなくなったかつての無邪気な部下、独立軍のなか慕われる紅一点、粋なマダム、若旦那・爺やと呼びあう凸凹バディ、父殺しクラブ、結婚式でぶっ放す花嫁、手話とその通訳、愉快な脱獄、テジャンと速射砲、三越百貨店、川に浮かぶ独立党本部、果たされない再会の約束 ほか 楽しい要素の目白押しだぜ

アンオギュンとハワイピストルの再会をラストシーンに持ってゆき、ロマンスできれいにまとめてしまうこともできたけど、あくまでそれをしないのがよかったな しかしマァ終始らんらんと輝くイ・ジョンジェ 平和なチョ・ジヌン

※「お嬢さん」(2016)はカタコトの日本語がうまく効いてくる話だったが、これは韓国語を解さないはずの日本人将校までカタコトの日本語を喋るのでさすがに気になっちゃう 日本人役くらい日本語ネイティブ使ったらいいのにね やっぱり悪役でしかないから難しいのかしら