4423

巨大ネズミの島の4423のレビュー・感想・評価

巨大ネズミの島(2012年製作の映画)
2.0
本作は53年の時を経て作られた『人喰いネズミの島』の正統(ここ大事)な続編である。ドラム缶戦法で辛くも人喰いネズミの島から逃げ出したスローン船長は再びかの地を訪れることとなってしまう。

前作未見でも特に問題はないと思うが、続けて観た方が一部の演出をより楽しめると思う。前作のスチルを使ったOPクレジットや、スローンが過去を回想する際に使用される映像には思わずニヤリ。これはなかなか嬉しいポイントだ。また、スローン役(本作の字幕ではソーンとなっている。統一しろや)は1作目でもスローンを演じたジェームズ・ベストが再演しているのだが、これは本当にスゴいことだと思う。同じ役を再び演じることになるなど思ってもみなかっただろうなあ。

 
同時にベストは脚本も担当しているが、肝心の話の方はというとお世辞にも面白いと思えるような代物ではない。人喰いネズミの島へ映画撮影に訪れたクルーたちの個々のキャラクターが立っていたのはよかったが、大問題なのは2012年の作品にしてはCGがショボすぎるという点である。何なのあのクソみたいなトガリネズミは…。完全にゴミレベル。どっかの学生が作った卒業制作の映画じゃねーんだぞ!と思いきや例の小屋の再現率は高かったという謎。CGの部分が鑑賞の妨げとなっているのが本当に残念でならない。
4423

4423