コメディーかと思ってたら
どんどん心がざわついていく。
最終的にホラーのような
怖さを感じました。
現代に来ちゃったヒトラーをただ
茶化していくだけかなと思ってたら
とんでもない。落ち着いていて、
国民のことを考え、しっかり討論する
姿は、ヒトラーという人物の歴史を
知らなかったらうっかり共感して
いきそうだ。やり手だもんな...。
ヒステリックで偏屈というネガ要素を
敢えて削いだ分、いいおじさんに見えて
しまい、混乱する。愛着持つ気なんか
ないのに。
犬を殺して噛み付いたのが悪いと発言
した後、動物愛護団体に寄付したり、
セレブのようなマスコミ対応。
好感度を上げようとする。
現代のSNSやyoutube文化なら
全員ではないにせよ、コントロール
されそうだ。
でも、おばあさんの言葉が全てだぜ。
ヒトラーがガチでタイムトラベルしてきた
事に気づく、現代の相棒のジャケットが
マーティ・マクフライ風なのは監督の
狙いなのか偶然なのか。