見応えがある。
と言うのも､余計な演説が一切ない。
影響力のある人はどんな環境に置かれても､得てして本気がチャーミングに成り代わってしまうのである。(コメディと言う意味ではありません)
その言葉と沈黙と毅然とした態度が､聞く者(映画を観ている人も含む)を飽きさせない。
しかし､これは映画である。
評価が高めの要因として(映画の中の)現実と､そうではない場面の差が限りなく近い。
(映画の外の)人達に｢どっち？え？これはどっち？｣と思わせるのが巧すぎる。今でもいろんな解釈ができるので､見終わった後も楽しめる。
何を得るかは人それぞれだが､観れば確実に得する映画である事は間違いない。
