「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨン監督・脚本による2作目。
母と娘、過去と現代、時を隔てて繰り広げられる純愛ドラマ。
原題:(ハングル)클래식ク、(発音)クルレシク、(英)Classic
(2003、132分)
①現在(2003年)
片思いの先輩、演劇部のサンミン(チョ・インソン)への思いを打ち明けられない引っ込み思案な大学生のジへ(ソン・イェジン)は、友だちのスギョン(イ・サンイン)に頼まれて、先輩へのラブレターの代筆をすることに。
複雑な心境に揺れる中、古い日記帳と何十通もの手紙を見つける。
そこには、母ジュヒ (ソン・イェジン)の秘められた初恋の思い出が綴られていた…。
②過去、35年前(1968年)の夏
高校生のオ・ジュナ(チョ・スンウ)は田舎の叔父の家に遊びに来た、共和党再選議員の娘ジュヒ(ソン・イェジン)と出会い、一目惚れする。
だが、彼女は大の親友ユン・テス(イ・ギウ)の親同士が決めた婚約者だった。
ジュヒと仲よくなろうとするテスから手紙の代筆を頼まれたジュナは、その手紙に自らの想いを込める…。
"幽霊屋敷"
"ホタル"
"雨傘"
"ネックレス"
"ピアノをひく少女"
"ベトナム戦争"と"独裁政治反対"
~音楽~
・(主題歌)사랑하면 할수록 - 한성민愛すれば愛するほど / ハン・ソンミン
・ Pachelbel -パッフェルベル
・ Do Wah Diddy Diddy -ドゥ・ワ・ディディ・ディディ /Manfred Man マンフレッド・マン
・ Hippy Hippy Shake
・ Vivaldi Cello Concerto RV424 B minor / ヴィヴァルディ
爽やかでせつない純愛ドラマ。
可憐で清純な魅力と確かな演技力を見せたソン・イェジンの存在感が作品を支える。
相手役のチョ・スンウも好感度大。
脚本と音楽がとてもよい。
さまざまな小道具も上手に使われている。
時々、このようにクラシカルで綺麗なラブストーリーで心の洗濯をしたい。