セガール幹事長代理

少女地獄一九九九のセガール幹事長代理のレビュー・感想・評価

少女地獄一九九九(1999年製作の映画)
2.5
寝たきりの娘を犯す父と、それを見て見ぬふりをする主人公である妹と、その取り巻きの話。

救いのない映画自体珍しいものではないが、本作の特異点は主人公の友達が趣味援交の黒ブスJK一人しかおらず、その黒ブスが作中唯一ギリギリ理解できる感性を持っており、観る側の感情移入先が一択なことである。

高校卒業して初めて行った風俗の女がこんなんだったなあとか、前日に地元の神社の賽銭箱に500円投入してお祈りしたなあとか、神も仏もいねえんだなあとか、そんなことを考えていた。

主人公に対する『処女捨てちゃいなよ』的な上から目線のアドバイスも聞き捨てならず、大体いつから日本は処女を『捧げる』ものから『捨てる』ものになったのか。
ハンケチを噛み締めることしかできない自分に腹が立ち、女性不信に拍車がかかります。

これを読んでくれている男性陣に提案なんですけど、一回今付き合ってる女と別れませんか。別れてくれませんか。
GW明けぐらいに。
全国の男が同時期に女をふるっていう、ちょっとした無血革命を起こしませんか。
そんなに有り難いもんじゃないですよ。この映画を観て実感しました。

あと主人公をレイプしようとした男達がいざおっぱじめようって時に「お前が抵抗しないと勃たないんじゃ」って怒り出すんですが、こいつらもこいつらでなんか不便な性癖してんなと思いました。