漫画が原作という事で変な衣装、変な刀、現代風のセリフ回しだが、暗くて重ーい雰囲気のチャンバラが楽しめました。それに加え三池映画の気持ち悪さ、悪ふざけの様なギャグが良い感じ。ダーク チャンバラ ファンタジー。
キムタクはキムタク臭を残しているが、アクションや刀の使い方はさすがスターだな、スターは演技力じゃないな。（ディスってないよ）
杉咲花は絶叫が多かったものの引き込まれた。あとか可愛い、前髪かわいい、俺はロリっ子好きではないがカワイイ、走ってるのがkawaii 。
海老蔵と市原隼人はセリフが彼らの私生活の境遇が重なってなんかグッときた。スタッフからの愛情を感じる。
戸田恵梨香は細すぎ、あまり魅力的だと思った事は無いがあの細さでのアクションはインナーマッスルがしっかりしてるのかな。
石橋蓮司、田中泯、山崎努、山本陽子らベテラン勢も暗〜い雰囲気づくりの一因でよかった。特に山本陽子はほぼ声だけの演技だが存在感がある。
福本清三をはじめ斬られ役の皆さん（今回は福本さんは斬られてない）の、
「者共、掛かれーー」「ゔぉーーー」「うぁわー」が俺は大好き。殺陣に加えて三池組のアクション プラス大人数で大迫力。
来た仕事を順番に受け、0点か100点を目指すと言っていた三池監督、ある意味評価を気にしなくてもいい三池監督にしかこの手のチャンバラは取れないのかもしれないなー。こーなったら座頭市や子連れ狼も三池テイストでリメイクしてしまえばいいのにとすら思った。
