鰹よろし

アルマゲドン2008の鰹よろしのレビュー・感想・評価

アルマゲドン2008(2007年製作の映画)
3.0
 地球近傍天体(NEO)研究チームの一員であり、彗星や小惑星の監視を生業とする男。地球への万一の衝突物の飛来を警告することができる男。彼は監視網を逃れ地球に衝突したロッコール彗星による被害を目の当たりにし、自身の過失であると犠牲者の死を背負い込む。

 新たな彗星衝突までの1年をリアルタイムではありながらも、この後悔に苛まれるニール・ガントという男の回顧録を織り交ぜることで、彼自身の心情の整理をベースに据え、過去の事例とこれから起こり得る事例の照会を以て、対応に当たる者たちの異なる立場によりまた異なる優先順位から導き出される対応策を議論していく様は、昨今のコロナ禍の迷走を目の当たりにしていることもあって、中々におもしろいシミュレーションになっていると思う。

 実際のところどうするんだろうね? どうもできないのか・・・

 前作は「アルマゲドン」(1998) リスペクトだったが、こちらは彗星衝突ということもありどちらかというと「ディープ・インパクト」(1998) 寄り。


 「ディープ・インパクト」(1998)...「サイレント・ワールド」(2004)...「ソーラー・ストライク セカンド・メルトダウン」(2006)...「2012」(2009)...「メランコリア」(2011)...「エンド・オブ・ザ・ワールド」(2012)...
鰹よろし

鰹よろし