健一

ノー・エスケープ 自由への国境の健一のレビュー・感想・評価

3.5
「ゼロ・グラビティ」でアカデミー監督賞を受賞したアルフォンソ・キュアロンの息子が監督した作品という事で チョイと期待。
オヤジのDNAを受け継がれているのだろうか。
まず凄いのがこの映画がアメリカ🇺🇸ではなく
メキシコ映画🇲🇽だという事。
どんな気持ちで製作したんだろう。
法を犯し命をかけてでも得たい『自由』。
今のアメリカにそんな物があるのだろうか?

砂漠の国境地帯を舞台にメキシコからアメリカへ不法入国を試みる移民達と彼等を狙う襲撃者の攻防を描く。
水も武器も逃げ場もない。それでもなお アメリカを目指す彼らの運命は・・・
灼熱の砂漠の絶望的な状況で展開する決死の逃走劇に息を飲む。

襲撃者のアメリカ人がマンハント後に『最高だぜぇぇぇ!』って叫ぶ。
あれがアメリカの本音だろう。



2017年5月17日
TOHOシネマズ シャンテscreen 3
💺192席
客入り 20人前後

友人二人と私、三人で鑑賞。
何度か訪れているミニシアターだが 初めて一番後ろの端っこの席で見た。
健一

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