このレビューはネタバレを含みます
2021/8/25水曜日
面白かった。
宇宙人が忍耐強くて助かったなって。
人は自分の運命を知った時、
抗う人よりも未来を受け入れたうえで今の生活を続ける選択をすることが多い。
ルイーズが自分の子どもを亡くす未来を受け入れながら未来の夫と共にあるシーンは感慨深かった。
主人公の言語学者であるルイーズが未来に干渉できるようになり、
中国のシャン上将に電話番号や奥さんの最後の言葉を聞くことができたので、
ルイーズがパーティー会場でシャン上将に会って会話をしたのは、時系列的に
映画の後半~ラストのあたり。
パーティー会場でシャン上将と会話したシーンは過去編が始まったのではなく、現在のルイーズが未来へ干渉しているシーンだ。
人類側から早とちりで爆弾テロ行為が起こった時は一巻の終わりだと思った。
仮に戦争が始まったら地球は大変な損害を受けるのではないだろうか。
アボットとコステロの種が持つ技術・文明に人類は立ち回る暇もなく壊滅してしまうのでは。
異なる言語を持つもの同士の意志疎通の手順がおもしろかった。
「まず相手に自分は質問されているんだと認識させる」
という概念。
確かに知らない言葉で話しかけられても、単語なのか感想なのか状況の説明なのか分からない。
言葉が通じなくても相手から読み取れそうな情報は、見た目以外なら罵倒や攻撃意思かな?
それくらいしか思い付かない。