エイリアンが私たちに与えた『武器』。
どう使うかは自分次第。
ブレードランナー2049でドゥニ監督に興味が湧き、即レンタル。
初めは正直『なにこの宇宙船！目に入れたら痛そうなコンタクトレンズみたい！』と少々ふざけたことを言っておりました。今となっては本当に申し訳なかったと反省しています。それぐらい、この作品には感動させられました。
宇宙人が侵略してきて…みたいな内容と思いきや…なんて友好的なエイリアンたち！ヘプタポッドは見た目が気持ち悪くてヌメヌメしているわけでもなく、少し可愛らしく見えました。そこも含めて、今までのエイリアンというものへの概念が覆されました。
そして、ストーリー構成。時系列ぐにゃぐにゃ！未来？過去？それとも現在？後半はもう着いて行くのに必死。それも監督の狙いなのかな？みなさんが過去だと思っていることは未来なのかもしれない…そういう監督からの“メッセージ”なのかも。
終始得体の知れないエイリアンに翻弄されながらも、関わって行くことで発覚していく新たな真実。飽きることなく実に立体的で壮大なテーマ、ストーリー、世界観であったと思います。私の推しの監督の1人になりました。
「『ばかうけ』みたいなUFOじゃん！」と笑っている人たち、これを観た後はそんなこと言えなくなりますよ…😎
