KJ

メッセージのKJのネタバレレビュー・内容・結末

メッセージ(2016年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

正月観た映画4弾!
5かな?まぁいいや レビュー全部書いてるわけじゃなし

どこの天才が考えた脚本なんだか
おっそろしい人間がいるんだな

まず、彼等には時間軸の概念がないらしい
そして言語は、その文化や思考の方向性を決めるらしい
アメリカ人は英語を使い続ける限り、日本語の感覚は一生持てないし、ポルトガル語を使う限り、ブラジル人はワルツを踊れないのかも知れない

二次軸がない
時間を定義する時に、線で表すことが多い
電車が進むように一定ベクトルをけして乱さず線路を外れないわけだ

二次軸ではなくて、Z軸を得たわけでもなくて、メビウスの環を思い浮かべるとわかりやすいかも知れない。今思ったけど
仏教でいうところの輪廻とか?繰り返すという概念
表現は、それぞれで完結し、そこにあり続ける
電車の線路はジェットコースターみたいに宙返りして元に戻るから、始まりも終わりもない
ジョジョの6部でブッチ神父が目指した幸福の世界にたどり着いたわけだ
人類補完計画も似たようなもんだね

一周してしまった世界では、これから何が起こるかわからない恐怖と戦う必要がない
一寸先は闇ではなくなるらしい
起こりうる未来を認識しながらそれでも受け入れる
いずれ別れる夫と、早逝するとわかっている娘を作ることをルイーズは選んだ
それでも彼女は娘に会いたかったんだろう


彼女が得た武器(言葉)は、人類の幸福に繋がるものらしい
「なんとなく未来のわかってしまっている世界」で、俺はどう考えるだろうか
想像つかないというか、実感に程遠い認識にすぎないけど
なんかつまんないかもねー
KJ

KJ