オランジェ

メッセージのオランジェのネタバレレビュー・内容・結末

メッセージ(2016年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

退屈そうっていうイメージで食わず嫌いをしていましたが、なかなか深い映画でした。

最初は見逃しているので、どんな始まりかは知りません(笑)

内容
ある日突然、世界にUFOが現れる。全てで12ヶ所(日本は北海道)。各国は、彼らが何者なのか研究者や軍人を送り込み、調査することになるのだが、彼らは、地球の言語は解さず、ただ文字のようなものを出して人間へメッセージを送ってきた。彼らが人類に伝えたかったこととは何か。ぜひ、映画を観てください。

SFプラスのヒューマンドラマという感じの映画です。


ここからは、ネタバレです!

主人公は女性の研究者です。エイリアンと交流をする過程で、彼女はある能力をさずけられ、ビジョンを見るように。
彼女が見るビジョンの中心は愛らしい少女が中心です。少女は、愛する夫との間に産まれた一人娘で、ビジョンの中で彼女はとても娘を慈しんでいました。しかし、とある場面で主人公は夫と別れ、さらにはその理由まで知りました(思い出した?)。
ビジョンを見ている主人公は、独身、もちろん娘も産んだことはありません。主人公は、意識だけで時間を行き来できる力を得たのです。
私は、途中からだったので、ビジョンの場面は切ない気持ちは感じましたが全容までは理解出来ずネットで検索。なんと、主人公は夫との別れ、さらには娘と死別するという辛い未来をビジョンで知ったようです。しかも、夫との離婚の理由は、いずれ起こる娘の病死を伝えたがため。悲し過ぎます…それでも、彼女が選んだのは愛する人との結婚、まだ幼いうちに死んでしまう娘を産むこと。
ビジョンの中で親子3人で過ごす時間、夫と別れた後、娘と過ごす時間。それが、いつか失われると分かっていても彼女にとっては、人生において短いその時間が何よりもかけがえのないものであると思ったからなのかもしれませんね。
私だったら、いつか必ず失われると分かっている幸福を手にするのは怖くてできないかもしれません。失われた後の孤独感に耐えられる気がしません^_^;
と、まぁ、こんな感じの内容でした。感想は賛否両論ですが、私は観てよかったなと思います。
オランジェ

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