全編に渡ってシーンが暗くて、真昼間にカーテン開けてみたら見えないんじゃないぐらい暗い。映像のスケール感がすごくて、映画館でみるべきだった。ストーリーにはぐいぐい引き込まれ劇中の主人公同様にファーストコンタクトを味わっている気分になる。結局は人間が認識できる世界にはめ込まないと人間が見れる映画にならないし、実在しても触れたり、認識でないわけだからコンタクトという概念が間違ってるんだろう。HUMANの尺度なんだから。SFでこれほど心に響くというか、訴えてくるような、読後感（読書じゃないけど）が不思議な作品もないと思う。ストーリー面で中国のエピソードが際立っていたのは原作が中国系アメリカ人の方だったので、と思っておこう。
