不気味で美しい、ロマンに溢れた傑作SF。
初っぱなから悲劇で始まる物語。その回想や夢(？)なのかよく分からん映像が頻繁に挟み込まれ、「？？どれが本当でどれが本当じゃないの？」みたいになって途中混乱しそうになりました。しかし、観ているうちに、この物語の構造がどんどん分かっていきます。分かった瞬間の快感と感動。素晴らしい。
…なぜ冒頭であんな悲劇を見せられたのか…も含めてまとめて回収してくれます。上手いしキレイですね～。
どこか可愛げのある巨大エイリアンや、彼らの使うスタイリッシュな"文字"！良いとこあげたらキリがありません。
"メッセージ"っていうこのタイトルがまた良い。原題の"arrival"と比べると"メッセージ"の方がシンプルな上にいろんな解釈ができそうで面白い。ダサいとか、意味分からないとか問題は数あれど、邦題も捨てたもんじゃないです。
