タロン、ドミニク・ウェスト、ヘイリー・アトウェルと好きな俳優さんが出演しているのに、作品の存在すら知らなかった。
こんなに伝える意味のある作品なのに、日本では劇場公開されなかった。日本語の本も出版されてない。20世紀を代表する本だとエンドシーンにはあるのに。
日本にとっての第一次世界って、言い方悪いけれど結局二次より影が薄いものなのでしょうか。ヴェラ・ブリテンが命を懸けた体験、平和主義の訴えは、日本でももっと伝える必要があったのでは。
映画は美しい。『戦場からのラブレター』だもん。その通りだよ。素敵なタイトル。でも原題は『若者たちの遺言』に近い。
ヴェラの自伝にはきっとこの映画以上の思いが詰め込まれていて、命を賭して戦った若者たちのメッセージが込められている。
英語原文でも読むのが今の私の使命かもしれないけれど、私が天才なら今すぐでもこの本を翻訳するのに。今だけじゃない、未来の人のためにも。いつかヴェラブリテンという女性の人生に触れるひとのためにも。
