ねこまるキャット

ぼくのエリ 200歳の少女のねこまるキャットのレビュー・感想・評価

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)
3.5
『長寿』×『純愛』
いじめを受けている主人公と、隣人として引越してくる吸血鬼のヒロインが織りなす純愛ストーリー。

一見"純愛"だが、12歳と200歳の恋愛と考えるとなかなかハードな話。

200年生きた上での価値観、人生観は不明だが、一周回って12歳でその人の人間性が全て見えてくるのかもしれない、とか考えたり。

親子として越してきたが、実際は長寿の吸血鬼だったため、
一般人を殺し、血を採取していたあの親父さんも、主人公の"成れ果て"と考えると、爽やかの終わり方も"バッドエンド"と言えるのかもしれない。

こういった"純愛"を繰り返して生きていってると考えると悲しくなる。

命は儚い方が美しい。