藻昆布

ぼくのエリ 200歳の少女の藻昆布のレビュー・感想・評価

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)
4.0
静謐で耽美な物語、という印象。
北欧の美しい少年少女の恋と逃避行、破滅的で純粋で美しい。
人を殺すシーンに起伏がなく淡々と描写されていたのが印象的。
彼女にとっては食事だからこんな演出なのかなと見てて思った。

エリと一緒だったおじさんは、過去オスカーと同じ立場だったのかなと考えるとどんな気持ちでオスカーと親交を深めるエリを見つめていたんだろう。
恐らくオスカーとエリの辿る結末の一つの暗喩なんだろうな。

12歳のふたりの旅路の結末を考えるとどれもメリーバッドエンドしかない…
行き着く果てがどの様な結末でも、笑いながら楽しそうに旅立つ二人の姿が幸せならそれでいいんだ…
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