ずっと観たかった作品
多感な時期における自己の形成、それに伴う聖域の確立のようにも見えるし、シンプルなボーイミーツガールとも取れる
確実にそのような描写はなかったと思うのだけれど、オスカーの頭のなかだけの存在なのかもしれないという結論に至る考察がいくつもあるのは、原作にそういった記載があるのか、母体たるレビューがあって右倣えをしているのか、単純に母数が多いのか 後者だったらまだまだ未熟だなと思う、、終盤のトンツーが返ってこないことを'あくまでそう捉えることもできる'と私は思った
感染したと思しき女性が陽に当たり燃え盛るさまはさながらヘレディタリーのよう
エンドロールが黒から赤にゆっくりと変わったり、
窓に手を当てても外気の冷たさで跡が消えてしまう描写が本作を体現していました
残虐な考えを持つこととそれを実行に移すことはイコールではないし、虐げられてきた者が報復を起こされていい理由なんてない
'ボーダー'とおなじ原作の方ということで腑に落ちた
生き死にの話でいえば、オスカーの心はとうに死んでいるのかもしれない 希望を想起させる終わり方のはずなのに、光がない