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ぼくのエリ 200歳の少女のDeeCoのレビュー・感想・評価

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)
5.0
『ダークバイブル』

衝撃的だ!!
この作品はまさに陰の骨頂である!
そして、今作は僕の映画好き人間としてのバブイブルと化した。
タイトルからして侮ってはいけない。

すべての自然描写の構図が美意識の高さを追求し、幾何学的な弓矢が放たれている。

血液を欲する気配が人間との恋物語を誕生する。
ルービックキューブのようなパズルのように一つ一つ組み立てられ
一つのブロックは血を吸われ、一つのブロックは薬品を被り、一つのブロックは火炎化してしまう。

ここまで摩訶不思議であり、しかし、人間の心臓をえぐり出し、モールス信号として秘密の会話で幕をとじる。

プールのシーンはまさに劇的だった。
文学的なシチュエーションである。
鑑賞している自分に、映像を着地地点としない。
文脈化し、恐怖と安堵をつきつけてくる。
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