eiganoTOKO

にがくてあまいのeiganoTOKOのネタバレレビュー・内容・結末

にがくてあまい(2016年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

このくそ性差別映画が2016年に製作されてることに驚愕。
性的指向の世間一般的な偏見そのものステレオタイプのオンパレード。勉強不足のくせにゲイを異性愛恋キュン映画に利用するその浅ましい表現者、監督、原作者、脚本家、すさまじいバカ。
責任とれよマジで。

渚はゲイだと知ったマキが、いきなり「ゲイが男子校の先生って問題あるでしょ」と差別的発言。
は?異性愛の人間だって共学の教師してるだろ?何か問題でも?いきなり犯罪者扱いかよひでーな。
しかも高校に電話してアウティングしようと脅す。
はああ??
これ公に出たらフツーに裁判沙汰だっつーの。アウティングで自殺した人いるんだけど何考えてんの?
更にマキは、引越しの手伝いに来た渚の後輩にも「彼氏ですか?」と聞こうとする。(渚が遮ってギリギリセーフだが、これも当然アウティングになる)

渚は渚で、「(引越しの手伝い)またよろしくな!」と後輩の尻をパンと叩く、完全にセクハラ描写。権力構造が職場の先輩後輩で、尻さわればアウトです。

いいか。
「セクシャルマイノリティ(ゲイ)は常に性的なこと考えている」
これが完全に偏見だっつーの。
よく「2丁目に行ったら襲われる」などと言う馬鹿がいるが、道端で誰彼構わず襲えばフツーに痴漢で捕まることぐらい全員知っとるわ!

マキの妄想シーンでは
渚「ありがとう。男しか知らなかった俺に、女性を愛する喜びを教えてくれて」
って台詞に思わず叫んだ。
はあああああ????
なんだこの偏見まみれの女。
あのね、性的指向って、趣味じゃないんで!自分でコロコロ変えられるもんじゃないのね!途中で変わる人もいるけど、そのへんの説明なくサラリと流してんじゃねーよ。

ゲイとわかったマキの母親「あらま。攻めかしら、ウケかしら。」
あと最後にBL本をマキへの荷物に入れるよね。
これどちらも笑うシーンとして撮られてるけど、異性愛カップルに、「入れられる方?入れる方?」なんて噂しないよね?
現実のゲイとBLごっちゃにすんな。
いい加減やめろやこうゆうギャグ。つまんねーから。

てゆうか、野菜嫌いとかソッコーで克服しててその設定いる?笑
いらないよね?
飯がうまそうなのはいいけどさ。
アウティングされそうになって脅されて、弁当作ってるのに「余裕のある時しか食べられない」とかキレる女になんで飯作るの?その理由が「うまそうに食う」ってなんだそれ、全員うまそうに食ってるけどマキが特別な理由どこよ???
マキの顔以外どこに魅力があるのってくらいマジクズ。すきあらばゲイに襲いかかるシスヘテロ女とかスッゲーうざい。私も女ですけどね。
共感できないとかそうゆう次元超えてますわ。

インド帰りのバイも、渚の風邪寝込みにチューしまくり、マキの生足触ってスカートめくって女かどうか確かめるとか、冗談にしてもばばっち裸にして写メを他人に送るとかフツーに犯罪だから。まじでこの映画頭おかしいんじゃないの?

ビールのくだりとか超面白いし、林遣都の演技が自然でうまいとか、渚が自然にしっかりとマキ父にカミングアウトするくだりとか、いわゆる「ゲイ」ぽくないとか、最後まで渚はゲイのまま(当然だが)、良いところはあるのに、血管ブチ切れマイナス点が多すぎて浮上不可能。溺死しました。

終わり良ければすべて良し、ってコラ
あたしゃ許さないよ
eiganoTOKO

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