さぃもんす

溺れるナイフのさぃもんすのネタバレレビュー・内容・結末

溺れるナイフ(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

☆3.0→3.5

2年半ぶりの鑑賞。当時はJKでしたが、今じゃママです_(:3」∠)_

少女漫画原作なのとキャスト的に学生向けなんだろうけど、大人になって鑑賞した方が内容がよくわかる。自分の過去のレビュー読んでそう思った。

東京から来た美少女ナツメと島のやんちゃ坊主のコウちゃん。出逢うべくして出逢ったのか、2人は出逢わない方が良かったのか…。

前半は何もない島で見つけたキラキラ光るやんちゃ坊主のコウちゃんに惹かれたナツメが、追いかけ回して付き合ってめんどくさい感じの女になる。

ですが、ナツメがレイプ未遂されてから一変。2人の気持ちがすれ違う。
ナツメはコウちゃんが助けてくれなかったって思ってるようだけど、違うんだよ。コウちゃんはナツメがレイプされたと思ってるのかな…。描写はされてないけど、あの日からこの2人は大人達によって会わせてもらえなくて、お互いを誤解してるんだよ。

ナツメは陰キャを極め、コウちゃんはやんちゃ坊主からヤンキーに進化。変わり果てた2人がまた再会。大友はナツメを癒そうすが、心の扉を完全に開くことは出来ず(><)

コウちゃんはまたあんな事があったら…と思い、強くなるためにヤンキーになりナイフを持ち歩いてたんだよ。またナツメに出会えて本当は嬉しいのに、あの時の自分の不甲斐なさを思い出して苦しくて悔しくてナツメを遠ざけようとしてるんだよ。素直じゃ無い男が見せた涙。切なすぎる!

レイプ未遂、しかも×2の時点でハッピーになるわけ無いよな…。ナツメは女優で成功したものの、一生消えない傷を負って、好き勝手書かれた掲示板も消えないんだよ…。

一緒に居たら傷の舐め合いはできるけど癒えることはないから2人は離れて正解だとおばさんは思うよ( ´∩⌑・̥̥̥̥̥`)


小松菜奈、菅田将暉と美しすぎる2人だし、狼に育てられたんじゃないかと思うほどの野生的な目をする菅田将暉の演技はど迫力だった。けどあの2人じゃ完璧すぎる。上手く言えないんだけど、もっと欠けた感じというのか素朴な感じというのか…同じ脚本でデビューしたての若手の演技で見てみたい。
固定でセリフがないから退屈にならないようにしてるのはわかるんだけど、あの劇中歌はいただけないなぁ(´⊙ω⊙`)

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2016.11
空〜!海〜!雲〜!行ってきました、溺れるナイフ。原作未読な。いやーしかし見事にJKばっかり。

じゃあまずJK目線で書きます。
コウちゃんのジュースペローン、大友のまゆげからのキッス。ふぉぉぉたまらんだ!こんな青春どこにあるねん!映画館きゃぁぁーって湧いたwww半分くらいまではJK湧いてたけど後半めっちゃ静かだった。以上。

はい、いつもの私(• Θ •)
え、なになに?GAGAさん30thで気合入れすぎちゃった?予告編で全部いいとこ見せちゃったよね〜完全にやらかしタイプ。
とりあえず長い。もう後半クタクタや。実際この作品111分とまぁまぁ長め。でももっと長く感じた。その理由としては、中盤から後半にかけての回想シーンや時間の流れが前後したりと話がごちゃごちゃしたこと、カメラワークが荒い、あと水のシーン。
まず、前半から中盤はいい感じだったのに後半にかけて今になったり海のシーンになったり、火祭りのシーンになったりと時間がごちゃまぜになって頭で整理してるうちにどんどん進んで行っちゃって疲れた。(私だけ?)
次に、カメラワークの荒さ。これは野生感や気持ちの揺れを出しているんだろうけど、ここは固定でいいじゃんとか、船酔いしそうとか見ていて疲れるカメラワークだった。
最後水のシーン。いやぁ菜奈ちゃんと菅田くん本当に大変だったと思う‼︎見ていて苦しいのに実際本当死にそうだよね‼︎でも本当に綺麗でした‼︎m(_ _)m‼︎

あともう一つ気になったのは挿入歌。えなんでここでこんなの流れてくるん?って感じ。これは全部の映画に言えたことなんだけど、なんで映画見てるのに歌詞付きの音楽流れてくるん?全部ぶち壊しやんけ。ハンドメイドハンドメイド〜♪とか流れてきて本当冷めたわ。
でもサントラは本当にどの場面もぴったりで見ていて心地よかった◎

良かったところは、青と赤と対照的に魅せたところ。
青 コウちゃん、海、珠数
赤 大友、椿、火祭り、珠数
反対色を使うことで人の特徴、自然、爪の色からの彼への思い、いろんな場面から魅せられた。
あと、セット?がとてもクオリティ高かった。部屋の場面が多かったがそれぞれの味が出ていてとても感心した。

せっかく和歌山の自然の中で、神社で、火祭りで魅せるとこたくさんあるのに、話しにまとまりがなくて結果、小松菜奈と菅田将暉が可愛い綺麗格好いいで片付けられてしまうのがもったいない。
キャスティングは本当に最高でした。
さぃもんす

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