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葛城事件のkazのレビュー・感想・評価

葛城事件(2016年製作の映画)
3.0
通勤鑑賞103作目。

腹にズシンとくる。

役者陣の演技が凄くて、吐きそう。

家族のそれぞれが、父親の存在によりちょっとずつ狂った結果、家族が崩壊する。観ていて苦しい。辛い。

ラジオで宇多丸師匠も仰っていたが、父親は彼なりに良かれと思ってとってきた行為や行動の結果が、家族の崩壊なのだ。辛過ぎる。

この作品の苦しい理由は、映画の中の世界が、自分の居る世界と地続きだからだ。いつ自分が主人公になってもおかしくない。そう感じるから苦しいのだ。

子育ては、自分が良かれと思ってする行為の連続だが、それで家族が狂い、崩壊しないと誰が言えるのか。

星は3つだが、インパクトは凄い。多分、本作の事は忘れない。忘れられない。3.8。


あと、最後の晩餐は、鮨がいい。
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    星5つの作品に出会うため、映画を観ています。 映画と読書と子供の成長で満たされる日々。 5「満点!いや、5億点!出会えて幸せ」 4「えっ観てないの?マジで?」 3「面白かったり、なかったり」 2「…

    星5つの作品に出会うため、映画を観ています。 映画と読書と子供の成長で満たされる日々。 5「満点!いや、5億点!出会えて幸せ」 4「えっ観てないの?マジで?」 3「面白かったり、なかったり」 2「えっ観るの?マジで?」 1「いや、マジで?寝てれば良かった」 星4以上は記憶に残る。 大体は星3.3〜3.8くらいを付けがち。可もなく不可もない感じで3.4としている。3.5以上はそれなりに楽しめた作品ということで異存はない。小数点以下はレビューにて。 なお、どんなに傑作だと言われようとも怖いのとグロいのは無理。大人になっても怖いものは怖い。 あと、「何が言いたいのかよく分からない」のも苦手。 映画は観るもので、見るものではない。 あと、の後で一番印象的だったことを記録している節はある。 2014年1月1日にFilmarksはじめました。2024年で丸10年。最早、映画を観たらFilmarksで記録しないと居ても立っても居られない、程ではないが、何か記録しないと気持ち悪くは、ある。