胸糞鬱不条理大好きさんの映画レビュー・感想・評価

胸糞鬱不条理大好き

胸糞鬱不条理大好き

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

5.0

絶対に映画館でもう一回みる!!

ゴジラの迫力が尋常じゃなく圧倒される怖さ、海軍とのバチバチのバトルでの躍動感が手に汗握る。
アクションエンタメだけでなく主人公達の人間ドラマもとてもエモい。
演出がか
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

何年かぶりに映画を観てボロ泣きしました。

身勝手かつ弱さをもつ人間臭い主人公の、ある種 利己的かつかなり個人的な自己救済物語といった感じでしょうか。

妻子を捨てボーイフレンドとの生活を選んだものの
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ジェネラル・ルージュの凱旋(2009年製作の映画)

3.5

堺さんの独特な雰囲気が有能医師キャラにハマっていてかっこよかった。
そして相変わらずの阿部寛さん、癖強大男役といえばこの方しかいないくらいの安定さ。トリックの上田教授が重なる。

前作のチームバチスタ
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チーム・バチスタの栄光(2008年製作の映画)

5.0

阿部寛さん、頭良いけど癖の強い迷惑な大男役ハマりすぎない??トリックの上田教授を思い出した。

登場人物のキャラも濃くゆるゆるなユーモアもあり、なによりストーリーが文句なしに面白いです。原作も読んでみ
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ムーンフォール(2021年製作の映画)

2.5

インターステラー目指して成り損なったB級映画という感じ。

CMがなかなかちゃんとしてたように見えたので、久々にハマれる宇宙映画きた!と期待値高く見てしまったものだから拍子抜けしました。
非現実的な設
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異端の鳥(2019年製作の映画)

3.5

169分間概ねクズ人間博物館。

ペンキを塗られマイノリティとなった鳥が群れから迫害され地面に落ち、タイトル「異端の鳥」を象徴するかのようなシーンが、ホロコーストを逃れるため疎開した主人公の現状を表し
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誰がための日々(2016年製作の映画)

4.0

映画くらい夢を見たい勢を即死へと導く作品であり、ドがつくリアルな現実が描かれている香港映画。
観ていて正直 憂鬱になる時間は多いけれど、完璧ではないリアルな登場人物であるタンと父親が、折り合いをつけ寄
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ナイチンゲール(2019年製作の映画)

3.5

女性軽視と人種差別の問題を、イギリス植民地時代のオーストラリア・タスマニア島を舞台に描いた物語。監督がオーストラリア出身ということもあり、映画の重みが増すように感じる。

憎たらしい犯罪シーンをオブラ
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エサ(2015年製作の映画)

4.0

胸糞悪。

好きな胸糞は人間の弱さを描き出し、そこから教訓を得られたりするタイプのものなのですけれど、本作は異なります。ダイレクトに精神削られる。
ぶっちゃけ、オチは読めるっちゃ読める類ですが、それで
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あん(2015年製作の映画)

4.5

いい意味で裏切られた。
ハンセン病をテーマに普遍的な問を投げかけられる作品。
何となく「かもめ食堂」的なゆったりとした人々の交流を描いたものかと思い視聴したけれど違った。そもそも私のユーザーネームで「
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ミッドナイト・スカイ(2020年製作の映画)

3.0

宇宙を舞台にした「ゼロ・グラビティ」でもお馴染みジョージ・クルーニーが俳優&監督として手掛けた作品。
宇宙空間、新天地の景色、生命を感じさせない北極の光景など、美しい映像がたくさん。
(他の作品と比べ
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ノクターン(2020年製作の映画)

2.8


芸術の世界で主役の座を射止め、狂気に取り憑かれたまま大舞台へ立ち…といった大まかな流れはブラックスワンを思い出した。

ただ、個人的にはブラックスワンは星5つ評価にしている。
違いは何かというと、主
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.0

スウェーデンへの熱い風評被害。
そしてモザイク入れるタイミングの粘り具合がどうしてもギャグ

それはさておき、「共感」の不気味さをヒシヒシと感じる映画だった。
一般的に女性は共感能力が高いと言われてい
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すべての終わり(2018年製作の映画)

3.0

あれ、評価低い…
個人的には結構好きな映画だけど、確かにラストは好き嫌い分かれるよなって感じ。
突然起こった異常気象の原因も示されておらず、主人公達が救われたかというとそうでもなく、実質映画内では何も
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TENET テネット(2020年製作の映画)

-

まつたくわからなかつた…
もう2,3回みなきゃ
これは興行収入アップするぞ

理解してから点数つける

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.5

主人公達一家の住む「半地下」含め、韓国の生活事情など知ると格差社会がテーマであることがリアルに感じられ面白みが増すように思う。

言葉の通り半分地下の住居で、何故かトイレの位置がやたら高く、映画だから
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

3.5

タイトルやジャケットからもわかる通り、人種差別が根底にある冤罪が描かれている。
白人女性殺害の冤罪を着せられた黒人男性マクミリアンの無実を証明するため、正義とは無関心の検察と州の司法当局に奮闘する弁護
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.0

ザ、王道の怖い話!
毎回サイダーを買う友人の「王道は裏切らない」という教えは、ここでも活きる。
目新しいものはないけれど、出てくるクリーチャー?のデザインが割と好み。
グチャグチャネチャネチャした血み
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Curve(原題)(2016年製作の映画)

5.0

高熱が出て寝込んでいるときに見る悪夢の類。
究極の絶望感と焦燥感。
体の中心がズシンと重くなり、これ以上ないほどに追い詰められる感覚をたった10分程度で引き出す恐ろしい作品。

目覚めるとコンクリート
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

5.0

ゴッホ美術館のためにオランダに行くレベルにはゴッホが好きなので、高評価にもなるよね。

画家を扱う映画なこともあってか、画面が常にキレイ。
特別ファンでなかったときから、わりかし黄色(と青色)のイメー
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楽園(2019年製作の映画)

3.5

メジナは海にいれば仲良く群れて泳ぐけれど、狭い水槽に入れると一匹を仲間はずれにし攻撃し始めるそう。そのメジナがいなくなると、別のメジナが標的になる。
広い海ならイジメは起きないが、小さな世界に閉じ込め
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

3.0

これぞまさに阿鼻叫喚

設定や演出の異質さで物凄い特別感があるけれど、結局の所「クスリ ダメ 絶大」というシンプルな映画でした。
ヨルゴス・ランティモス監督のレクイエムフォードリームと同じジャンルなイ
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ファイナル・デッドコースター(2006年製作の映画)

3.0

手抜きピタゴラスイッチで人が死んでいき、時折神がかったナイスアホタイミングで頭パーンしたりするので割とギャグ映画でもある。死に際のテンポの良さはリズムゲーでフルコンボかました時のノリと同等。

特に中
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真珠のボタン(2015年製作の映画)

4.0

体感としてはプラネタリウムを鑑賞しているかのようで、静かなのに集中させられる。

少なくとも自分はチリに興味を持つことなく学生時代を終えましたが、本作と「光のノスタルジア」で、チリがどんな土地でどんな
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

5.0

原作読んで凄まじい号泣かました作品。

石神の救い方は完全に間違いではあるけれど、花岡母子に対するとんでもない無償の愛があり、結果報われなかった。
この愛というのも、男女の愛ではなく牧歌的で石神自身の
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その住人たちは(2020年製作の映画)

2.5

もう少し辛抱して就職活動してたら、普通にそこそこ折り合いつくところ見つかったんでは??と無神経発言。
そして、この世界の警察は仕事を全くしていないらしい。
欲しいものはどんな手段を用いても、他人を陥れ
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人魚の眠る家(2018年製作の映画)

4.0

脳死か心臓死か。
どこまで可能性にかけ、どこで諦めるかを家族が決めなければならない。
回復の可能性という希望が、同時にゴールの見えない長い苦難にもなる。

日本の現状ルールでは、臓器提供ありきで脳死判
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いぬやしき(2018年製作の映画)

3.5

胸糞悪い映画を観て、そうそう人間なんて所詮こんなもんよな〜!と普段は思っているけど、主人公のおじさんの純粋さに胸がジーンとするお手軽人間です。

荒んで擦れてクソジジイになりそうな境遇なのに、人助けし
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光のノスタルジア(2010年製作の映画)

3.5

死んだら宇宙葬にしてほしい。

てっきり天文学者と宇宙に関するドキュメンタリーかと思い視聴したら少し違った。
過去に意味を見出す(あるいは囚われる)という点で共通項を持つ、チリの独裁に翻弄され生きる人
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.5

人類の義務教育教材。
オスカー・シンドラーの伝記的映画。
最初こそ金儲けの割合が大きかったけれど、ホロコーストからユダヤ人の命を一人でも多く救うことに意味を見出していった。
映画でどれほど脚色があるか
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湿地(2006年製作の映画)

3.0

ブルーグレー味のフィルターがかかったような絵面と宗教臭く辛気臭いBGMが最高。

殺人事件を調査していたところ、遺伝による難病で亡くなった少女との関わりが浮上し、過去のレイプ事件が発覚する。
事実が明
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残酷で異常(2014年製作の映画)

2.9

設定や雰囲気良い!オチは至って普通!
映画というかゲームのプレイ動画をみている感覚。奇妙な違和感と伏線臭さが散りばめられていて次何が来るかワクワクする。
「PT」や「ネバーエンディングナイトメア」が怖
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

2.9

厳格なカルヴァン主義の家庭で育った監督(&脚本)の作品のため、無神論の自分には共感が難しい内容だった。
読めない神の意思と現状の間でトラー牧師は本気で悩むわけだが、キリスト教が生活やパーソナリティに影
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