くるぶし

ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそのくるぶしのレビュー・感想・評価

3.7
資本主義の名の下、文化の淘汰・人の淘汰が起きている様子を映像に収めている。

ニューヨークはジャクソンハイツ、移民やLGBTQなど米社会のマイノリティが多く住む地域を淡々と映す。
アメリカは人種・文化のサラダボウルだと高校のときの地理の先生に教わったがまさにその通りだった。

ソースのように混ざり合うのではなく、サラダのように素材は形のまま。
出身地域、文化、経済力、性的趣向によってコミュニティが分かれてしまいそれぞれが島宇宙のようになっている。

ナレーションは一切なく物事を映像に収めているだけだが、メッセージ性は不思議とある絶妙に上手い作り。長いけど。

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