ゴン吉

騎兵隊のゴン吉のレビュー・感想・評価

騎兵隊(1959年製作の映画)
4.0
南北戦争における北軍騎兵隊の活躍を描いた作品。   
ジョン・フォードが監督を務め、ジョン・ウェインが主演、コンスタンス・タワーズがヒロインを演じ、ウィリアム・ホールデン、アリシア・ギブソンらが共演。    

南北戦争時代、北軍のグラント将軍は南軍の補給路を断つために、元鉄道保線係だったジョン・マーロー大佐(ジョン・ウェイン)に敵の重要な補給拠点であるニュートン駅と線路・列車を破壊するように命じる。
マーロー大佐は騎兵隊を率いて南軍の勢力圏内に密かに進軍する。途中で南軍を支持する市民の豪邸で休憩をとるが、留守を預かっていた南部女性(コンスタンス・タワーズ)と黒人女中(アリシア・ギブソン)に作戦内容を聞かれてしまったため、二人を強制連行することにするが…

騎兵隊三部作「アパッチ砦」「黄色いリボン」「リオ・グランデの砦」でタッグを組んだ西部劇の巨匠ジョン・フォード監督と西部劇の名優ジョン・ウェインが再び組んで騎兵隊の活躍を描いた戦争ドラマです。
医師を毛嫌いするマーロー大佐と人命を預かる軍医のケンドール少佐(ウィリアム・ホールデン)の微妙な人間関係が繰り広げられる。
さらに敵である南軍側の美しい民間人女性と黒人女中が騎兵隊と行動を共にすることになり、ストーリーを盛り上げる。
戦闘はできるだけ回避しようとするが、一人また一人と兵士達が命を落としていく。
脱走兵と遭遇したり、まだ子供の士官養成校の少年たちまでもが出陣するなど様々な立場の兵士たちが登場する。
戦場も原野はもとより市街戦もあり、色々な戦闘シーンを楽しめる。
立場の異なる者たちが生死を共に体験することで、反発と軋轢はやがて信頼へと変わっていく。
一行は任務を果たして無事帰還することができるのか?

2024.3 NHK BSで鑑賞(プレミアムシネマ・字幕:岡田壯平) 
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