スカパーにて。これはなかなか良いドキュメンタリーだった。
日本酒に惹かれ人生を日本酒に捧げた人たちを追う内容だが、その人らの生き様や凄い。
主に3人を紹介している。
岩手の酒造“南部美人”の後継者の久慈浩介氏。
イギリスの田舎町から移り住み杜氏にまでなったフィリップ・ハーバー氏。
アメリカから移住し日本酒のライターになったジョン・ゴードナー氏
なかなかこの3人が突き抜けていて面白い。
特に南部美人の久慈氏が喋りが達者で面白い。この人きっと講演でも食っていけるわ。
田舎町なので酒造の倅として育ったが元々野球少年。教員になりたかったが酒造を継ぐことも考慮して農大に行ったら酒の魅力にハマる。“十四代”を飲んで衝撃を受けたこと。酒造に戻り職人である杜氏の仕事にまで介入し改革を起こしたこと。若い人材の投入。都内の居酒屋に持ち込みをかけたら「ウチは八海山と菊水があるから十分!」と断られたなど…面白可笑しく語られる。
ハーバー氏とゴードナー氏は外国青年招致事業で英語教師として来日し,日本酒にハマる。二人ともハマり方が濃い!
最後は東日本の震災についても触れる。南部美人も被災したが、飲んで応援をYOUTUBEで展開したことを紹介。アクティブな人だなー。
歴史と伝統を守り、かつ時代に則し変化し続ける最前線に生きる者達のなんと活き活きとしていることよ。