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ビースト・オブ・ノー・ネーションのdeadcalmのレビュー・感想・評価

4.1
『シティ・オブ・ゴッド』に近いものはあるが、アップビートさはなく、ただ悲惨。本当にフィクション?演技?と見紛う臨場感。初めての殺人の重みと、麻痺していく感覚、少年兵となり、自ら狂気に身を委ねることで却って安心を得、心が壊れていく様を全力ストレートで描いてくる。『シティ〜』ほど練られた構成ではないが、あれには描かれていない種類の重さ。

母に再会したのに…のシーンは今年の最鬱シーンのトップ3に入りそうだ。
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