ビースト・オブ・ノー・ネーションの作品情報・感想・評価・動画配信

ビースト・オブ・ノー・ネーション2015年製作の映画)

Beasts of No Nation

製作国:

上映時間:136分

ジャンル:

3.8

あらすじ

「ビースト・オブ・ノー・ネーション」に投稿された感想・評価

CHまち

CHまちの感想・評価

3.9
《作品概要》
政府軍に家族を殺され、一人だけ生き延びた少年・アグーは逃げ込んだ先の森の中でNDFという反乱グループに捕らわれる。その後、NDFの司令官に気に入られたアグーは、家族を殺した政府軍に復讐する為、NDFの少年兵となり戦場を駆け巡るが……。※Netflixオリジナル作品。

《感想》
残酷な描写が多々あるが、戦場の過酷さや悲惨さがひしひしと伝わってくる。日本にいて平和ボケしてるから想像しにくく、信じられないことかもしれないが、でも戦争ってこういうことなんだと思う。

NDFという反乱グループの司令官は、一見リーダー性があるように見えるが、実際には組織内でドラッグを日常的に使用したり、戦闘前に皆を鼓舞するために謎の歌やダンスを取り入れたりと、ほぼ洗脳に近いやり方で組織を1つにまとめていく。まるで一種の宗教団体を見ているようだった。この辺も戦場という特殊な環境の中だからこそ生まれた産物なのかもしれませんね。

銃を握り、人殺しが日常化する戦場。心もまだまだ未熟な少年兵たちは一体どういった感情を抱くのだろう?本作では、少年兵の葛藤や過酷な戦場体験をまざまざと見せつけられた。

戦争でアグーのように家族を殺されて行き場をなくした子供たちのことを思うと本当に心が痛みますね……。

十分な教育も受けれず、銃を握って戦うことを続けてきた少年兵たちの未来はどんなものが待っているのだろう…?

少年兵の問題について色んなことを考えさせられた戦争映画だった。
Ovin007

Ovin007の感想・評価

4.0
少年兵の問題を上手く描けていたと思う。
Aguが何度か神に話しかける場面がとても印象的だった
Som

Somの感想・評価

3.7
God. Are you watching what we are doing?

18歳未満の少年たちは政府軍あるいは反乱軍になり戦争に加わる。
アグーはせいぜい八、九歳ぐらいしかなっていない。少年兵は弾除けになり、飢え、薬にさらされ消えていく。
わずか10歳余りの子たちが銃を握って戦争に出なければならないという嘘のような話が現実っていうことを私たちは知らず、知ろうともせず、知っても信じない。あまりにも遠い話だから
repi

repiの感想・評価

4.0
Netflixオリジナルということで全然日本では知られてないけど、海外の評価が高かったのでずっと気になってた作品。
これを劇場でやらないのは、もったいないなぁ。
小学校低学年くらいの子供が、家族を殺されたり、誰かを殺したりして、多くの死を体験し、前線で常に死の匂いを嗅ぎながら戦い、ハッパや飢え、暴力も経験してしまったら、映画内でも言ってた通り、普通の子供には戻れません。

兵となった少年が兵士として成熟していき、戦うこと、人を殺すことへのためらいがなくなっていく様子が辛いです。

今作自体はフィクションで、戦争映画としては物足りなさもありますが、少年兵の叫びが胸に突き刺さるような、ヘビーな作品でした。
マヒロ

マヒロの感想・評価

4.0
アフリカのとある国で内戦が勃発し、少年アグーは家族と離れ離れになってしまう。反乱軍の家族だとして追われるアグーは、逃げ込んだ先のジャングルで武装した集団と出会い、少年兵として活動することになる……というお話。

『007』の新作の監督に抜擢されたキャリー・フクナガ監督作品。図らずとも暴力の渦に巻き込まれてしまう少年を描いておりなんとなく『シティ・オブ・ゴッド』を思い起こさせられるが、あちらに比べて全編気怠い絶望感に覆われているかのようで、若くして人生どん詰まりになってしまったアグーの様子がなんともいたたまれない。
なんせアグーはまだ小学校低学年くらいのまだまだ人生始まったばかりの少年で、そんな彼が普通の人が一生かかっても遭遇しきれないくらいの大量の「死」と向き合うことになるというのが恐ろしい。冒頭描かれる家族団欒や友達と遊ぶ場面では年頃の元気な子だった彼が、徐々に感情を失い静かに狂っていく様もまた怖くて、それを完璧に演じきっているエイブラハム・アッター君が素晴らしい。ヴェネツィア映画祭で彼の演技に賞が贈られたようだが、それも納得。

凄惨な死や殺しの場面も出てくるが、戦争としては全体的に割と抑えめかなという感じもあり。アグーの心象をナレーションで語りすぎかなというところもあり、エイブラハム君の演技も良かったしそこは映像で見せて欲しかったかなぁ。

(2020.36)
marie

marieの感想・評価

4.0
初見。
リチャード・モスの写真を引用?した
赤いシーンが印象的。

中盤の、橋を奪う戦闘の場面では、
なぜか涙が出そうになった。
それは悲しいとか可哀想というの
ではなく、感動ともまったく違う…
言葉では上手く説明できない
気持ちだった。

恐ろしくて救いのない地獄のような
世界を、肯定する気はない。

けれどそこで生きようとする命の本能的な残虐さや狂気を、美しいと感じてしまった。怖いとも、醜いとも思った。憎むべきものだとも思ったのに、美しいと感じてしまった。
その点が、とても困った映画。

トータルではやや行儀が良すぎる感が
あるけれど、橋奪取シーンが忘れられない。
36点*おそらく何かの下敷きがあるのだろうが、本作はフィクションらしい。一定の表現水準は満たしていたとは感じた。しかしどこかのレビューに「ここにあるのは大人の考えた少年兵」とあったけれど、正にそれを思った。ここに〈少年兵の像〉はあるが、〈少年兵〉はいない。こういう作品にフィクション感/いかにもな〈少年兵〉感覚を出してはいけないのだ。ゆえに相当の評価はできないと思った。
KeZuMA

KeZuMAの感想・評価

4.2
子どもたちが生きていくために、戦争に加わり武器を持ってひとを殺す。

子どものころは、家族や友達と楽しいことをしたりおいしいものを食べたりして、自由にいろんな経験を積むのが当たり前なはず。

子どもたちが生きることを目的に人生を送らないといけない状況はあってはならないと思う。
もざん

もざんの感想・評価

3.4
普通に映画化して欲しかった!
ミニシアターでも良かったけど

色んな人に見て欲しい
子供からの視点で描かれているから、より残酷かつリアルに可視化してくれる


子供は純粋だから
親が殺された。復讐だ。殺す。レイプする。食べ物がある。無い。ドラッグ。
分かりやすく言い訳せずに教えてくれる。

これが現実であると
大人は無駄に言い訳じみたフィルターをかけるけど、子供はそれが無い

これが現実って

お兄さんの顔面が吹っ飛んでるのとか、ナタで傷の深さとかリアルさも凄い
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