このレビューはネタバレを含みます
傑作SFドラマ。
セットや髪型、車などが60年代〜70年代に想像してた近未来っぽいデザインを更に洗練したところが良い。25年前の作品だが、変な古さを感じない。
イーサン・ホークとジュード•ロウの依存関係がバディのようになっていくところが応援したくなる。
そして、ジュード•ロウのフェロモンがすごい。
終盤、医者が不適性者と知りながらヴィンセントを見逃していたことがわかる。
コンピュータによる管理社会になっても重要なことは人間が判断できる余地があるというメッセージに見えた。
※字幕では、言葉足らずでやや残念。
炎に包まれるユージーンの銀メダルは2人で泳いでいるデザイン。ヴィンセントとユージーンのようにも見えるし、ヴィンセントと弟のようにも見える。
運命に手繰り寄せられるかのように、苦難を乗り越え土星に向かうヴィンセント。
充足感に満ち溢れた表情のラストがまた良い。