ゆり

ガタカのゆりのネタバレレビュー・内容・結末

ガタカ(1997年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

近未来宇宙モノだと思って観始めたらちょっと違った(近未来ではあったけど、主題はそこに無いというか)。画は常に美しくてしっとりとした雰囲気。印象的なシーンや盛り上がりはあるものの、全体的に抑揚の無い感じはした。しかし遺伝子操作が一般的な時代に親のエゴによって普通に産み落とされて、特別にビンセントに愛情が向けられてる描写もなかったのに、よくここまで腐らずに来られたな。本当に沢山の自分じゃどうにもならない不運があっても、信念や努力を続けた何百万マイルもの先には宇宙というゴールがあって、そこに到達するところまでを見届けることができて良かった。感動も勿論したけど、なんというか、「良かった………」という気持ちになった笑。
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