結構面白かった。一見分かりにくい描かれ方にみえて、ひとつひとつの出来事や心情は、普通に生きてる中で誰にでも覚えのある事ばかりであったので受け容れられる。
我々の日常的に抱えている事に対して、こういう描かれ方がされるのもひとつありだなとは思った。
ある出来事に対してその苦しみを感じつつ開き直り笑い飛ばす者がおり、その一方で人の痛みを知り寄り添おうとする者もいる。また違和感のみを感じる者もいる。
当然色々な人がいた方がいいのだから、この作品を明るく清々しく受けとるのも、モヤモヤしたものを感じるのもどちらも、実際にはさほど変わらない。
