こさむ

キングスマン:ゴールデン・サークルのこさむのネタバレレビュー・内容・結末

2.8

このレビューはネタバレを含みます

カントリーロードをアレンジしたOP曲が良い。
冒頭のアクションはハチャメチャ過ぎるけどそのあとのカーチェイスは格好良い。

人間バーガーはウケ狙いでやってるのか悪党の怖さを演出してるのか、よく分からなくて引く。
キングスマンたちがミサイルで爆撃され、皆すごく軽い感じで死んでいく。

同盟機関の助けを求めてアメリカに向かったらボコボコにされ、ステイツマンの基地に連れこまれるエグジー達。
生きていたハリーが撃たれそうになる時、「ハリー!ハリー!」と叫ぶしかしないエグジー達。
「ハリーは脳を撃たれたけど、アルファジェルという超技術で脳を保護して、ナノマシンで修復して生き返らせました」という何でもアリ感。

エグジーが標的の膣に入れた発信機、相手が生理になったら流れ落ちないか…?とか思った。
遺伝子改変ウイルスの症状はエボラ出血熱みたいで怖くて良かった。
超速回転ロープウェイはあまり見たことないピンチの陥りかたで好き。

解毒剤を台無しにするシーンで一気に幻滅したけど、投げ縄野郎は本当に裏切り者だったからセーフ。
エグジーの代わりに地雷を踏んだ、マーリンの最期は複雑だけど涙出た。

その後のガンアクション、サイボーグとロボット犬とのバトルはスゲー良かった。
投げ縄裏切り野郎とのバトルも良かったけど、決着のつけ方がミンチなのがエグすぎる。

前作の軽さが合わなかったからどうかなあ…と思いながら観た。
後半のアクションは楽しめたけど、やっぱり根本の倫理観がイカレてる。

バカ映画と紙一重なメチャクチャさ・気軽に消費されまくる人命の軽さ・悪趣味なギャグを許容できないと、充分に楽しめないシリーズだなと思った。
マシュー・ヴォーンはキックアスとX-MENは良かったけど、後年の作風が自分と合わなくなってきてツラい
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