だーいち

キングスマン:ゴールデン・サークルのだーいちのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

スパイ映画(マイ)No.1に輝いた前作から数年。
待ちに待った続編。。
ハードル上げすぎたかなぁ。。
前作に引き続き、ドタバタ爽快スタイリッシュなアクションは見応え抜群。
緊張と緩和の使い分けも相変わらず上手いし、単体の作品ならそれなりに楽しめたと思う。

以下、不満のほんの一部をネタバレ全開で書きます。


①戦いかたにもっと知恵がほしかった。。
せっかく魅力的な道具が沢山あるのに、真っ正面から突撃ばっかで溜め息でちゃう。

②記憶喪失のくだりいる?
あんな凡人以下のコリンファース見たくなかった。せめて、知能は退化してるけど体術は現役!とかさぁ。
記憶喪失のフリをしてるだけで、実は組織の内情を探ってたんだ!とかさぁ。
ウイスキーの正体に気付いた理由もよく分からんかった。

③無駄に説教臭い
そういうの期待してなかったなぁ。「麻薬は悪いことだよ~」ってストレートすぎ。やるにしても、もうちょっと捻ってほしいわ。

④地雷には気付け。。
戦地の基本やろが。。相手の心電図を測れるメガネと、何の操作もなく機械をハッキングできる腕時計をしているくせに地雷だけは見逃しちゃうのな。敵も敵で、やたらハイテクを駆使してるくせに、あんな分かりやすい地雷をばら蒔くな。

⑤エルトンジョン。。
エルトンジョンの存在感でかいな、良くも悪くも。人の好みはあるだろうけど、控えめにいって「糞寒!」と僕は思いました。

⑥敵に魅力なさすぎ。。
前作は「人類を救いたい」という、曲がりなりにも共感はできる大義名分をもった敵でしたが、本作の敵は何にもねぇ。ボスも手下も。
要求がよく分からんかったけど、結局、金や承認欲求の為に何億って人の命を狙ったわけかな。アメリカ大統領との駆け引きも、どうもバカっぽくてドキドキしない。
スキー場の地下に敵の基地があるとか、そういったお約束的な展開は気にしないけど、こういうのは気になる。

⑦主人公の小者感。。
前作より増してない?
恋人想いなのは良いけど、人間味が溢れていてスパイとしてのプロ意識を感じない。
僕的には、任務の為ならどんな不義理でもクールな顔でこなしてほしいんだよなぁ。それでいて恋人には一切嫌な想いをさせない!これでしょ!


なんか、思い出せば思い出す程腹立ってきた。笑
元々、突っ込んだら負けの作風であることは理解しているつもりだけど、
突っ込まざる得ない心境に陥らせた作り手が悪い。
ということで、愛ゆえの憎しみでした。
次回作も楽しみにしてます。
だーいち

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