たわける

キングスマン:ゴールデン・サークルのたわけるのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

マシュー・ヴォーン無能すぎ。

言いたいこといっぱいあるけど
まずハリーがウィスキー撃つに至る理由、
どこで裏切ってると匂ったのか、
一切言わないのはダメじゃん…。
『イングロリアス・バスターズ』でドイツ将校が
たった一つの仕草からスパイの出自を見抜く傑作シーンあるけど
そんな感じに観客を一発で納得&感心させるようなシーンがないと泣
結果本当に裏切ってたからオーライ☆
晴れて殺っておしまいじゃ困るぜー…

クレバーなシーンてのを、
キングスマンだからこそちゃんとスマートに描いてほしかった。
そしてそれが明かされた時にようやくみんな心から、
”さすがハリー俺たちのキングスマン!!ウオオお帰りィイ”って思えるし。
ハリーにまつわる事のいろいろが、
今作は楽しくなかった…

しかもウィスキーもウィスキーでアルファジェルの副作用ゼロなのもおかしいしつまらん!
幻覚見えちゃう症状がちゃんと起きて、
麻薬を憎む男が自分がラリ公よろしく
夢心地になって戦うとか、
バラまいた設定を伏線にしちゃいながら、
前回の花火以上に映像でも話でも不謹慎なギャグかますチャンスだったのに、
何故自分でスルーしてんすか!?
チャニング・テイタムの扱いといい、
待ちに待った続編で美味しいところをみすみす逃しまくるマシュー・ヴォーンの無能っぷりとサービス精神の無さ
何より集中力の無さは
正直さすがだなと、
まあマシューならこんなもんだなという
納得いく出来でもありました。

あとマーリンには最期、
カントリー・ロードじゃなくて
同じくアメリカの偉大なるポップス、
そして予告でも流れていた、
『マイウェイ』
こちらを字幕付きで歌って欲しかった…
(原曲はフランスなんですけど)

まあ序盤でカントリーロード口ずさんでたし
マイウェイだと唐突になっちゃうんですけど、
この曲の歌詞とメロディの壮大さは
本当にこれから粉々に吹っ飛ぶって時に歌い上げる
辞世の句にふさわしいッ!!
いやほんと予告で流れてたし…


とりあえず和訳詞を一番載せます(すみません!)
ご覧ください
そしてお聴きください…

マイウェイ

今 船出が近づく この時に
ふとたたずみ 私は振りかえる
遠く旅して 歩いた若い日を
すべて心の 決めたままに

愛と涙と ほほえみにあふれ
今 思えば 楽しい想い出よ
君につげよう まよわずに行くことを
君の心の決めたままに

私には愛する 歌があるから
信じたこの道を 私は行くだけ
すべては心の 決めたままに

加山雄三さん歌唱版もぜひぜひ(最高っす泣)
https://youtu.be/7SccMw0LgTM

ドヤァアッ!?
もはや映画のレビューじゃない…ほんとすみません汗

とにかく今回は悪い意味で御都合主義、
勢いも前作のヒットからのエンドランを
無理やり加速させたような
すでに枯れ始めてるテンションで悲しい。
出来たもんにあーだこーだ注文つけるのは簡単だし申し訳ない気持ちもありますが、
マシュー・ヴォーンの作る作品の真のダメさに迎合したらダメダメだと思い
ビシバシ感想したためやした。
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