片腕マシンボーイ

スプリング、ハズ、カムの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

スプリング、ハズ、カム(2015年製作の映画)
4.0
マシンボーイってばアルピーの平子さんめちゃ好きやからばね、ただただ久しぶりに平子さんの演技しているん観てぇわ!つってこれ観たんやが……
思いのほか傑作過ぎてホッコリの極地に足を踏み入れたよね!ホッコリ&ピースな素晴らしき親子映画やったよね!やったー!

父子家庭で反抗期もなく良い子に育った娘が親元を離れ東京の大学へと進学します!父と娘は広島から夜行バスに乗って上京、さぁ春から娘が暮らす部屋を探すってばよ!って話

もうなオープニングと同時の平子さんにマシンボーイはアタフタ、7年前の作品なんやが……平子さん若い!
そうね、平子さんは引越し業者の役やったからばね、むぅ……このオープニングの引越しシーンしか出番なさそうやなぁ、オープニングでマシンボーイの本作への目的は終了かぁ、思いながら観ていたんよ
そもそもマシンボーイが芸能人好きになるきっかけって8割映画やからばね、平子さんも「スマホを落としただけなのに」の2作目で数々の俳優陣を置き去りにするベストアクトなキチガイ役でマシンボーイってばキャッキャウフフして以来、テレビやラジオ、YouTubeでもアルピー追っかけるようになって今や大ファンなんよぉ
そんなキチガイ平子さんと違って本作の平子さんは素のイメージと近い優しい平子さん、ひとり東京へと引越してきて不安なヒロインを優しく勇気づけ戸惑わせる引越し屋さん、っつ〜、あれ?いつもの平子さんやん、って平子っぷりにマシンボーイはキャッキャウフフよ!ぺろぺろ

まぁそんな平子さんの出演シーン終わったらあとは流し見かなぁ……思っていたんやが、これが意外な良作!どうせ父娘のこれまでの二人三脚を思い出して涙涙する誘い涙強奪映画なんちゃうん?ケェ!なっていたマシンボーイの凍てついた心をじんわり溶かすホッコリ映画でしたねぇ
まぁ確かにな、涙を誘うようなシーンもあるにはあるんやが、それも強引さは一切感じない程よい塩梅で、酔ったお父さんが娘をおんぶしてぇ!って駄々こねるシーンのホッコリにはマシンボーイってばニンマリジワジワしてしまったしやね
それになんと言ってもこの素晴らしくチャーミングな父娘と、東京の小旅行で出会う個性的な人々との交流の素晴らしさよ!小便臭い糞都会東京もまだ捨てたもんじゃねぇな、なったんよねぇ

柳家喬太郎さん演じるお父さんと石井杏奈演じる娘の素朴さに相まって全編に温かい空気の流れる中、ところどころ人生に大切なものを落とし込んでくる作品で、マシンボーイはくぅ……こりゃ良い映画観たなぁ!思ったんやが
さらに娘のいるお父さんや、お父さんと離れて暮らす娘さんなんかが観たら一層じんわりくるもんがあるかも知らんなぁ!なんて作品でした

こんな良作に出会えたんも平子さんのお陰や……もう平子さんには足向けて寝られへんぞぉ、ぺろぺろ