くぅー

走れ、絶望に追いつかれない速さでのくぅーのレビュー・感想・評価

3.7
絶望に追いつかれて自殺してしまった親友、その事実に揺さぶられて、死を意識した男の生きる意味探しのドラマだが・・・絶望を感じたことがない方にはオススメはできません。
なぜなら、就職が何らかの原因ではありそうだが、絶望に追いつかれた理由は一切描かれないので。
そう、親友が死ぬ前に描いた絵の彼女に会いに行くのだが、キャバクラにて世間の容赦ない冷めた一言を食らう・・・彼女には死んだ元彼はもはや過去で、「自分の問題は自分で解決してもらってもいいかなぁ。」と。
そこからの葛藤の描写は巧みで、心がざわめきましたね。
そして、あのラストには納得・・・絶望には絶対追いつかれない描写に頷いてました。
熱演の太賀の代表作になりましたね。
 
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