究極の体験型映画。アクションの魅せ方も良い。
前編一人称視点で進むアクション映画という斬新さばかりが目立つが、それだけではなく非常によく考えて作られていると思った。一人称視点だからこそ映える演出が目白押しで、どんな撮り方をしたら一番美味しくなるかをよく計算してある。
特に、劇中のBGMとのマッチングは一級品。「ヘンリー！もう一発ブチかましたれやぁ！！」ってな感じで、どっぷりのめり込むことができる。散りばめられたFPS的な演出にもにやりとさせられる。
視点が激しく移動するので、高確率で酔うと思う。特に字幕だと画面上を視線がより動くことになるので、リアリティを増すためにも吹き替え版の方が良いのかもしれない。
バイオレント描写がキツめなので、そういった面でも苦手な人はいそう。オープニングクレジットを観て、うへぇと思ったら、その場で回れ右した方がいいかも。
あと、パルクールシーンなどは、できればぶつ切りにせずに、ワンカットで見せるように工夫してくれると良かったかなぁ…。
スポイラー、オープニング、本編、エンディング、全てが個人的なツボを突いてきたので、大好きな映画です。アクション映画好きには、是非とも観て欲しい！！！
