とと

バジュランギおじさんと、小さな迷子のととのレビュー・感想・評価

4.1
ヒンズー教とイスラム教の区別もつかずに
、インドとパキスタンの宗教間の対立や歴史の確執も知らずに、おじさんが少女を助けるというストーリーにしか目を向けれなかったことに悔しくなった。
(本当に無知でごめんなさい。)
一体この作品の何を観ていたのかと。
だが、それをも許してくれそうな寛大なボリウッド作品に対して尊敬の念が深まる。

インド人の(ヒンズー教徒)バジュランギおじさん
パキスタン人の(イスラム教徒)シャヒーダー少女

信仰も国も性別も違う2人が巻き起こす笑いと感動に涙が止まらなかった。。

シャーヒダーが良すぎ。
いつもニコニコしている分、泣くたび口がムグムグ震えるのにつられる。

鑑賞後にインドとパキスタンの対立の歴史を調べることにより、その複雑に絡み合った背景に更なる感動が押し寄せた。

死をも恐れず真っ直ぐな人間はこれほどまでに人を魅了する。
インド映画はいつも予想を遥かに超えてくるのでいい意味で辛い。。

インド機がパキスタン領域で墜落したという速報を耳にし、新たな戦争が開幕してしまう悲しい現実が目の前で起きそう。。

この作品を観た直後なので非常に悲しい。
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