かなき

仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシスのかなきのレビュー・感想・評価

2.8
【この冬、〈眼〉を見開け。】
【世紀の大天才 VS 仮面ライダー】

今までのMOVIE大戦の「明確なパート分け」からの「共通の敵を追っていることに気づき、共闘」という流れが完全になくなり、ほぼ冒頭からドライブ組とゴースト組が合流。
本編と今作の人物のブレに違和感を持ってしまったが、こんなに新旧ライダーが距離の近い映画は新鮮だった。個人的に、一緒に寝たり風呂に入ったりまでするのは貴重な共演だと思った。


全体的な展開は少しフワフワしているが、随所の要素だけを拾えば、ドライブとゴーストの世界観をさらに深めることができる作品なのは確か。

タケルとお父さんの運命は、決して抗えないものである切なさを知り、思わず泣いてしまった。まさに“切ないライダー”だ。
そんな描写は、本編では少し弱いかな、と思っていた「タケルがなぜ戦うのか」を肉付けしてくれる。

ドライブは細かいことを完全に無視して、スタッフ陣が「月9だ…」と言わしめた2人の恋愛模様もかなり見どころ。
チェイスと剛の共闘もまた見ることができて嬉しいことこの上なし!
かなき

かなき