RIO

バーバリアンズ セルビアの若きまなざしのRIOのレビュー・感想・評価

3.0
ルカは一人だけ大使館の前の警官に向かっていく

”コソボは永遠にセルビアなり”
2008年ベオグラードでのコソボ独立反対デモ

行き場のない閉鎖された土地
孤独な中で将来に何も持つことのない不安定な感情を
10代の彼ら達と共感することがこの映画のキモ
ちょっと「This is England」の雰囲気もある
ルカ役のジェリコの目が印象的

地元のサッカーを応援する彼らを見ていると
フーリガンのような印象を受ける
コソボ紛争で失踪したと思われていた父親が生きている
その父親に会いに行くためバスに乗るルカ

映画の中で描かれているような環境で育った監督
同じようなことを疑問に思いそれを脚本に書いた
イヴァン・イキッチはセルビア首都ベオグラード生まれ
ベオグラード演劇芸術大学の映画テレビ監督学部で主席
とかとても実力派
彼らが傍にいるような撮影の仕方も
実際に演じている少年たちは地元の本物ヤンキーで
すっごくリアルだから好きになる
"VARVARI"と入ったスキンヘッドの広告が
あるみたいですがカッコ良かったです

ロードムービードキュメンタリー「Tarot Serbia」2010年
「oasis」2020年も観てみたい
RIO

RIO