gm

コインロッカーの女のgmのレビュー・感想・評価

コインロッカーの女(2015年製作の映画)
5.0
出口調査をしたら、満足したと答えるのは女性の方が多いかもしれないなー。

私はこの手のテーマにホント弱いので、最後は涙が出て止まらなかった。
監督がティーチインで「不思議な温かみのある映画」とおっしゃっていたけれど、まさにその通りだった。
ノワールというより、ドラマ。

実際、韓国映画的な残酷さは、他の映画でも見慣れているせいか、そんなに強烈なものではなかった・・ような。(笑)

何しろ映画祭で監督のお話が聞けて良かった。
未体験ゾーンで、おかわりしたい。

そうそう。監督自身、女優二人が主演の映画は、ここ10年位なかったし、結果的にメジャーで行けたけれど、書き上げた時は、簡単には行かないだろうと自腹制作も覚悟していたらしい。
キムヘスには何度も断られたらしいし。

な、の、に。

初監督作品にも関わらず、キャスティングも、ご本人がキャスティングしたかった俳優を確保でき。

聞いていると、カメラはナホンジン監督のチェイサーなどでBカメラを担当していた方で、ヘアメイクはオールドボーイで。などと、スタッフもしっかりしていたらしく。

なぜに。やはり脚本のチカラなのか。と、私は考えたけど、
周りの皆は、下積み時代の仲間じゃない?と。・・・あ、なるほど(笑)

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2/20 未体験ゾーンにて、再び。

子供たちの「オンマ」が耳に残る。

産みの親より育ての親っていうけれど。
親が怖くても、正しくないとわかっていても、憎んでも、良くても悪くても、彼らのオンマはキムヘスなんだ。
フィクションでも、テレビで報道されるニュースでも、子供達のオンマへの想いについて考えると本当に涙が出る。
gm

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