スーパー女ダークヒーロー
ワンダーウーマンとかキャプテンマーベルより前にこんなカッコイイ女ヒーロー(?)が韓国にいたとはびっくり。なんだこれ、かっこよすぎる。
まずアバンタイトルの使い方が上手い。後の恐ろしい展開を暗示する上に、その展開が訪れた時のドキドキ感がハンパなくなるように機能している。
そして序盤の主人公の荒々しさを表現する描写のかっこよさ。男に殴られても怯まず、家族を人質にとったうえで改めて殴り返す!もうそのシーンだけで満足できるレベルだ。
そしてゆったりと進んだ序盤からの中盤に物語が加速して行くあの逃走劇のドキドキ感。あーこのドキドキワクワクを味わうために映画見てるんだよなーと感じ、もうニヤニヤが止まらない。その直後に炸裂する暴力描写。血が血を呼びもう床は血まみれ。あぁ、首ってあんなちょいっと切るだけで人は死ぬんだ、、と衝撃を受けた。この首切り描写が後の首ダメージ描写にも活きているあたり本当に上手い。この監督すごいわ。
そして終盤の主人公対ある刺客のシーンでは主人公のかっこよさが炸裂。銃で撃った後のタバコ吸うシーン。これはマジで映画史に残るレベルでカッコいい。こんなカッコよくタバコ吸う女の人他におらんだろ。
そしてラストの余韻。無言であの儀式を行う主人公。あぁ、そうか。そういうことか。あの人と同じ運命を辿ったのか。
あまりに秀逸すぎる伏線の回収。見ずには死ねない傑作。