マテ

サークルのマテのネタバレレビュー・内容・結末

サークル(2015年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。ほとんどの人が、生きたいという意志と自分の命のために必死になる。ことに命がかかるのなら、自分と自分の大切な人の幸福を最優先にして当然だ。他人を貶める事がその手段になったのは見ていて不愉快だが、「死にたくない」という目的を考えれば、仕方がなかったのかもと。最後の青年ほど知恵が働くのでなければ、あの場で他に選択肢があったとも思えないし。

個人的には、生きるか死ぬかの瀬戸際で、赤の他人のために自分を犠牲にしてしまえる人間はとても怖い。

そんな中でも「守られる立場」に置いてもらえた者たちが結局助かるのかと思ったが...。
まだ生まれていない胎児も含めて、命はすべて対等というのがきちんと描かれていたような気がする。
ラストは謎解きが欲しかった。
マテ

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