前作に続いてアクションを軽快にやってたり、ウェス的アート感だったりが楽しい。
特に刑務所内でマーマレードを作った後にお菓子作りをして、歌とともに部屋が次々と華やかに飾り付けられていく場面はワクワクするし、とても素敵で大好き。
ふんわりとファンタジーな世界観で愉快なんだけど、それでいてテーマがしっかりあって他者を受け入れることについて思いを馳せさせる内容になっているのが良い。
とはいえ突表紙もなくドタバタした展開に「そうはならんだろ」と思うところも確かにあって、そこらへんのユルさが気になるのはある。
突っ込むのも野暮かと思うけど。
不覚にも終わり方にはじんわり感動してしまった。