1作目もキュートでモフモフで、意外と社会派なところが大好きでしたが、今回も最高です! なによりヒュー・グラント堪能映画でもあります。
何度、大笑いしてしまったことか。前半の伏線の見事な回収が、気持ちがいいほど。そして、しっかりと泣かせます。
癒しの効果絶大のベン・ウィショーさんパディントンとヒュー・グラント対決のみならず、ブラウンさんことヒュ-・ボネヴィルとのWヒューの対決も!
エンドロールが終わった後、心の底から「ああ、おもしろかったなぁ」と感じることのできる映画でした。2作目も最高の映画になるとは!『スター・ウォーズ』かっ。
誰よりも誠実であり、誰に対しても親切であり、どんな人の中にも美点を見い出すことのできるパディントンですが、
今度の相手は、ある理由から飛び出す絵本を狙う“落ち目の俳優”フェニックス・ブキャナン。口が達者で変装の名人。
それがヒュー・グラントです。
コスプレして、歌って踊って、笑わせて。正直、ほぼヒュー・グラント劇場。最高でした。
また、「ダウントン・アビー」でおなじみのヒュー・ボネヴィルは今回もやってくれました。パディントンのムショ友を演じたブレンダン・グリーソンも何気に活躍。
ブラウン夫人ことサリー・ホーキンスが『シェイプ・オブ・ウォーター』に出ていることを目配せするようなシーンもありました。
何気に、“おじさまたち万歳”映画でもあります。アイルランド系、インド系、イタリア系、アフリカ系、さまざまな人たちがパディントンを助けてくれます。
これは現代世界の縮図なのです。
ダンケルク飯の次は、マーマレードサンドで決まりだな。